クルミドコーヒー - ・売れたら→その半額が提供者さまに支払われる

胡桃堂書店のしくみ

みなさまこんばんは。
胡桃堂書店の大西です。

今日は胡桃堂書店の買取のしくみについてお話をさせていただきます。
ふつうの古本屋と違い、スペースがごく限られている胡桃堂書店。
いまはスタッフや常連のお客様など、近しい範囲に限った委託販売の形をとっています。

ただ、ご興味ある方には
どのようなかたちで運営をしているのか
ご説明したいと思い、今回筆をとった次第です。

説明をするといっても

・売りたい本をお持ち込みいただく
・販売価格を店主大西と一緒に設定する
・売れたら→その半額が提供者さまに支払われる
 売れなかったら→一定期間を経たのち、返却される

基本的にはこれだけです。

ただし一点お願いしていることがありまして。
持ち込み冊数に応じてお渡しする「スリップ」に、その本へのコメントを書いてもらっているのです。

スリップとは本に挟んである細長い伝票のこと。
ここに書ける文字数は限られていますが、
いざ書こうとするとけっこう骨が折れるもの。
店主もいつも四苦八苦しながら書いております。

でもこうやって手間をかけることで、
その本への「お別れ」ができるように思うのです。
書いているうちに簡単に手放すのが惜しくなることも…。

つい二週間ほど前も、
スタッフのみうらさんから
4冊の本をお預かりしました。

川上未映子『そら頭はでかいです、世界がすこーんと入ります』(講談社)
山田航『水に沈む羊』(港の人)
小川洋子『ことり』(朝日新聞出版社)※
夏目漱石『夢十夜/文鳥』(新潮文庫)※
※は販売済

長い時間をかけてコメントを書いてくれたみうらさん。
紡がれた言葉はシンプルながら作品への愛情がこもったものでした。
本が売れた時、たまたまみうらさんがお会計をする瞬間がありました。

お客様は目の前にいるスタッフがその本の前の持ち主だと知って、驚いているご様子。
みうらさんはスリップに書き尽くせぬ想いの丈を熱心に語っていました。

そして、お客様がお帰りになった後、ポツリと
「不思議な気持ちになった」
とつぶやいていました。

本が売れて単純に嬉しい気持ち、
手もとから旅立っていくのが寂しいような気持ち。
コメントが書けるくらいに思い入れのある本だからこそ湧き上がった感情だったのではないでしょうか。

本を通じて、人から人へ想いが手渡されるお手伝いをすること。
これが胡桃堂書店の目指すところです。

この想いに共感くださる方、
もしよろしければ、クルミドコーヒー地下の小さな古本屋に、誰かに手渡したい本を預けてみてはいただけないでしょうか。
(価格設定にもよりますが、本が旅立ったあかつきにはいわゆる “買取相場” よりも多めのお支払いができるはずです)
どうぞよろしくおねがいいたします。

※スペースの関係上、お預かりした本すべてを常に陳列できるわけではないこと、ご承知おきくださいませ

(ゆうすけ)
  • お問合せ042-401-0321
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  • 場所〒185-0024 東京都 国分寺市泉町3-37-34 マージュ西国分寺1F
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