May 16
Thursday, May 16, 2019 東京 ライフスタイル
クロス円の戻り鈍い(5月16日JST)

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
15日のドル円は109.15-106.69の値幅で推移。株価の上昇を受けて東京時間に109.69まで上昇したものの、欧州時間に入ると一転してドル売りが進み109.15まで下落することとなった。その後、トランプ米大統領が自動車関連部品に関する追加関税導入を巡る決定を最大6カ月先送りする可能性があると伝わったことを受け、再び109円台半ば水準を回復して取引を終えた。この日発表の米経済指標は、米4月小売売上高が前月比-0.2%と事前予想の+0.2%を下回り、米4月鉱工業生産指数、米4月設備稼働率も前回値を下回った。足元の景気悪化が示されたものの、マーケットの反応は限定された。
チャートを見ると、実線は引き続き、週足均衡表の雲の下限(109.58)を挟んだ動き。同水準は年初の安値(104.88)からの上昇に対するフィボナッチ係数3分の1押し水準(109.51)に相当することもあり、テクニカル上の節目として意識されているようです。ここを割り込んだ状態が継続すると、同係数の2分の1押し水準(108.64)まで下値余地が広がることになります。一旦下げ止まったものの110円を回復できておらず、上値の重い状況は続くと考えます。
本日の予想レンジ109.20~109.80

<ユーロ円>
15日のユーロ円は1月4日以来となる122.08まで下落。イタリアのサルビーニ副首相が欧州連合(EU)の財政規律を批判する発言をしたことが影響した。同氏は前日にも雇用創出の一助になるなら欧州連合(EU)の財政規律に違反する用意があると発言しており、EUの財政問題が長期化するとの見方がユーロ売りを誘うこととなった。その後はドル円の上昇につれ高して123.08まで急反発したものの、勢いは続かず122円台後半で取引を終えた。チャートを見ると、実線は週足均衡表の基準線(124.02)に上値を抑えられる展開。前日に節目122円割れに抵抗し反発を見せたものの、下降する日足均衡表の転換線(123.18)を終値ベースで上抜けるまでは下値圧力は強いままだと考えます。
本日の予想レンジ122.10~123.30

<豪ドル円>
15日の豪ドル円は14につけた安値(75.72)を割り込み、1月4日以来となる75.52まで下落。その後は若干の反発を見せたものの、戻りは鈍く75円台後半で取引を終えた。本日も同水準での値動きが予想されますが、売られ過ぎ感はまだ出ていないため、安値更新の懸念が残ります。本日は豪4月雇用統計が予定されており、失業率の悪化、新規雇用者数の減少が予想されています。すでに悪材料は織り込み済との見方はあるものの、事前予想を下回る数値が出た場合は一段安の可能性がるため注意が必要です。
本日の予想レンジ75.20~76.20
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